2017年1月17日火曜日

昔の小売りの匠が今はコンスターチ粘土の匠に!

    皆さん、コンスターチ粘土を知っていますか?トウモロコシ粉を原料にした粘土で、子供さんが仮に口に入れても無害。その上、指先の暖かさで自由に伸ばせ、色も2色以上を混ぜ合わせて自由に出せる(市販のものは9色セット)。もちろん自分でも粘土を作ることができる(ネットに作り方が多数掲載)。良く伸び、光沢や透明感もあるため、花弁や葉なども自由に作れ、生け花代わりのゴージャスな花を作るのに特に適しているように思う。
 50~40年前にお付き合いしていたスーパーの店主の羽鳥安司さん(男性)という方に最近久しぶりに会った。すでに小売店経営から離れてかなり経つようだが、現在は山梨県の山中湖に本拠地を置き、コンスターチ粘土で実物以上に美しい生け花や盆栽、干支などの置物を創る先生をしている。会った際に2017年の干支の鳥の作品ももらった。
    写真のように、本物そっくりで「ビューティフル」「ワンダフル」と言える作品がどっさりあり、お花の大先生にも匹敵する技量の持ち主。かつて東京の千駄ヶ谷で30坪(現在のコンビニの大きさに匹敵。コンビニは1店平均50万円ほど)しかない店で1日180万円も売った小売りの匠だ。この匠的な研究熱心さがコンスターチ粘土の世界でも発揮され、多くのお弟子さんが集まっている。
    山中湖はもちろん東京でも講座を持っているくらい評判がよく、仏子でも希望者がいれば講座を開いもらっては・・・と思うほどだ。月2回ほどの授業料は1千円ほどのボランティアのような金額。市販のコンスターチ粘土は特許製品のようで、材料費が比較的かかる様子。
 (写真にはお弟子さん分も含む)